高齢社会やシニアマーケティングを考えるための参考書籍をご紹介します。
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March 25, 2018

 数年前、ベストセラーになった藤田孝典『下流老人』(2015年、朝日新書)は、多くの高齢者がふとしたきっかけで生活困難に陥り、下流老人化となる可能性があると警鐘を鳴らした書籍であった。それに先立つ2011年に発行された本書の主張も同様である。しかし、藤田氏が社会実践家としてのソーシャルワーカー的視点から『下流老人』というある意味でエキセントリックなタイトルをつけたのに対し、本書では比較的穏やかな『老後の生活破綻』という書名がつけられている。

 本書では、高齢者が生活破綻に陥る可能性を統計的マクロデータから、加えて実際のケーススタディと...

March 21, 2018

近年、高齢の女性作家によるエッセイが、ベストセラーの上位に必ずと言っていいほど顔を出している。この数年のベストセラーを見ると、下重暁子『家族という病』、曽野綾子『人間の分際』、渡辺和子『置かれた場所で咲きなさい』といったシニア女性作家によるタイトルが上位に並んでいる。(日販調べ)この好調を支えているのは同じ高齢者の女性層である。

今回、ご紹介する佐藤愛子著『九十歳。何がめでたい』もそのような1冊である。2017年の年間総合ベストセラーの1位に見事輝いている。

 本書のタイトルは『九十歳。何がめでたい』。日本そのものが超高齢化社会となった...

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